【不動産相続トラブル】【依頼者:中国国籍】【中国語対応OK】亡き夫の相続人とのトラブルを解決して正当な財産分与が出来た事例。

相談前

依頼者は中国国籍の女性でした。
日本で結婚した配偶者の男性が急死してしまい依頼者に相続が発生しました。
相続の対象はお亡くなりになった配偶者が所有していた主に不動産がメイン(山林と預貯金と保険)でした。依頼者は相続人である配偶者の兄弟のところに話し合いに行きましたが、土地柄的に中国籍であることを理由に嫌がらせや差別を受けてしまいました。そんな環境下にあったため、依頼者が受け取る相続財産について妥当かどうか見当がつかなかったので鈴木&パートナーズ法律事務所に相談に来ました。

相談後

鈴木&パートナーズ法律事務所では中国語通訳の対応ができたため依頼者は安心して受任することになりました。受任後弁護士は、すぐに相続財産の調査に着手しました。
具体的には預貯金額の開示と各保険会社への照会請求を行いました。また、山林の土地調査をしたところは亡き夫の先代から適切な相続手続きを行っていない山林の土地が多数あり、これを相続財産の対象としてしまうと長期化する恐れが出てしまいました。山林には財産価値がなかったため、依頼者の利益を優先し、迅速な相続手続きをするために山林を相続財産から外して、金融資産のみを遺産分割の対象とすることを依頼者に説明しました。最初は依頼者ももらえる財産は全てもらいたいと思っていましたが、さらなる関係者の死亡によって二次相続が起こり複雑化してしまう恐れがあったため、資産価値のない財産を断捨離する決意ができたようでした。
依頼者の意志が固まったので、弁護士は山林を除く財産について遺産分割調停を起こしました。弁護士の事前調査と粘り強い交渉で正当な相続財産を受け取ることができました。

弁護士からのコメント

鈴木&パートナーズ法律事務所では中国籍の依頼者が多くお越しになります。
理由といたしましては、弊所は中国の法学部を出た優秀な通訳と連携をしており、中国籍の方とのコミュニケーションが十分に行えるからです。通訳が正確な通訳をしなかったことからトラブルが起きることもあるようですが、当事務所ではそれが一切ありません。
今回のケースは依頼者と密な対話ができたからこそ解決できた案件だと考えます。
とことん話し合って相続問題を解決したいと考える方は是非一度弁護士へのご相談をお待ちしております。

ほかの事例

  1. 【不動産顧問会社対応】マンション管理会社様の「予防法務(賃料・家…

    マンション管理会社の依頼で現在、頻繁に発生している入居者の家賃滞納の対応と、今後家賃滞納が起こらないための「予防法務」を顧問でお願いしたいと、弊事務所「鈴木&パートナーズ法律事務所」に依頼をいただき…

  2. 立退きを巡るトラブル 2

    線路の高架下で飲食店を経営するA氏からのご相談でした。A氏は、高架下を管理する鉄道会社から、高架の耐震工事のための立退きを求められていました。鉄道会社は、安価な立退料を呈示していましたが、A氏は、移…

  3. 漏水トラブル

    ビルオーナーからのご相談でした。事案は、ビル1階のテナントが、2階からの水漏れによって高額の被害を受けたとして、ビルオーナーと2階テナントを共に訴えたというものです。ビルオーナーとしては、共用部分か…

  4. 【依頼者:ビルオーナー/経営者】所有ビルを適正な評価金額(提示額…

    依頼者は長男でした。
    相続問題が発生して兄弟間でもめており、個人間では解決ができなかったためご依頼をいただきました。
    具体的には、法定相続人は兄弟4名。長男と次男のグループと長女と次…

  5. 建築 3(工事代金の回収)

    建設会社(下請業者)からの相談でした。鉄骨工事を完成させたものの、元請業者が請負代金を支払ってくれないとの相談でした。

  6. 建築 2(近隣トラブル)

    建設会社からの相談でした。マンション建築工事をしたところ、山留め工事の際に、隣地の土砂が流出し、隣地建物所有者から損害賠償請求訴訟を提起された事案でした。

  7. 土地売買契約の有効性を巡る訴訟→勝訴的和解で解決

    ご相談者が、土地を買って建物建築をしようと、Y社から土地を買う旨の売買契約を締結したのですが、Y社が決済日に、「契約は無効だ」などと争ってきたため、弊事務所「鈴木&パートナーズ法律事務所」が対応した…

  8. 立退きを巡るトラブル 1

    ご相談者であるビルオーナーは、ビルの老朽化に伴いビルを新築したいということで、テナントの退去交渉をしてきましたが、整骨院をする本件テナントとは、交渉が難航しているとのことで当職に相談にこられました。

PAGE TOP