遺産相続 2

相談前

相談者Aさんは、ある会社をBさんと共同で経営していました。会社建物はBさんが所有していたところ、Bさんがお亡くなりになったことで、Bさんの子らが、Aさんに会社建物を明け渡せと請求してきたという相談でした。 Aさんは、Bさんが書いた遺言のようなメモを持っており、そこには「死後、会社はAさんに任せる、Bさんのものは全てAさんに差し上げる」といった内容が書かれていました。 Aさんは、このメモがあるので、会社建物は自分が譲り受けたのであり、明け渡す必要はないとの主張でした。

相談後

これらメモは遺言であるとして、家庭裁判所で遺言の検認手続きを行いました。 訴訟においては、メモが遺言として有効かどうかが争われたところ、結果的に遺言としては有効ではないが、Aさんの意思が尊重される形での和解が成立し、Aさんはその後も長期間にわたり会社建物を使って会社運営ができることとなりました。

弁護士からのコメント

本件で問題とされた「メモ」は、遺言書という文字もなく、チラシの裏に殴り書きされたようなもので一見して遺言として有効とは思えないようなものでしたが、当方は、遺言として有効であると主張しました。遺言の有効性が争われる事案は、結果が0か100かというように大きく異なります。当方は、AさんとBさんの関係を示す証拠を相当数出すなど、Bさんの思いとして、Aさんへの建物贈与の意思があったことの立証に努めました。その結果、Bさんの意思は尊重されるべきだとして、本件建物を相当期間使用できるという内容で和解が成立しました。

ほかの事例

  1. 交通事故 1(後遺症認定)

    交通事故で手が痺れるなどの後遺症が残っていたが、後遺症に該当しないとの結果が出た事案。

  2. 交通事故 2(死亡事故)

    交通事故でお亡くなりになったご遺族からのご相談でした。加害者は、被害者側車両が無灯火だったと主張し過失割合を争ってきていました。

  3. 遺産相続 3

    相談者A子さんは3人兄弟で、兄弟のB男と同居をして面倒をみていましたが、B男が亡くなったことで、B男の相続人(子供)Cさんとの間で遺産を巡るトラブルが発生しました。 争点は、B男が生前にA子さんに…

  4. 交通事故 3(過失割合)

    交通事故により高次脳機能障害の後遺症が残ってしまった方からの相談でした。信号のない交差点内の事故で加害者とは過失割合について争いがあるとのことでした。

  5. 建築 4(損害賠償)

    建設会社からの相談でした。施主から、建物改築工事の途中で工事を停止するように求められたとの相談でした。

  6. 建築 2(近隣トラブル)

    建設会社からの相談でした。マンション建築工事をしたところ、山留め工事の際に、隣地の土砂が流出し、隣地建物所有者から損害賠償請求訴訟を提起された事案でした。

  7. 管理費回収

    マンション管理組合の管理者が管理費滞納者に対し度重なる督促をしても一向に回収ができなかったことから、管理者から委任を受けました。

  8. 立退きを巡るトラブル 1

    ご相談者であるビルオーナーは、ビルの老朽化に伴いビルを新築したいということで、テナントの退去交渉をしてきましたが、整骨院をする本件テナントとは、交渉が難航しているとのことで当職に相談にこられました。

PAGE TOP