立退きを巡るトラブル 1

相談前

ご相談者であるビルオーナーは、ビルの老朽化に伴いビルを新築したいということで、テナントの退去交渉をしてきましたが、整骨院をする本件テナントとは、交渉が難航しているとのことで当職に相談にこられました。

相談後

当職が代理人として整骨院経営者と交渉をしたところ、整骨院側は、既存顧客を失いたくないとの強い希望がありました。また、整骨院側では、引越しや新賃料の増額などで高額の費用がかかるとの主張もしていました。 当職は、不動産仲介業者に周辺の同等物件をできるだけ良い条件で賃借できるよう手配してもらい、整骨院には新賃料や退去にかかる費用を具体的に呈示した上で、立退料が適正であると説得をしました。その結果、スムーズな立退きが実現しました。

弁護士からのコメント

立退交渉においては、交渉相手の賃借人の引越し後についても配慮をする必要があります。交渉相手には、退去後に生じる支出について具体的なイメージを持ってもらった上で、できる限りの手配を当方で行うなどして、スムーズな退去を実現しております。これまで多くの立退き交渉を手掛けてきましたが、全て立退きが実現できております。

ほかの事例

  1. 建築 3(工事代金の回収)

    建設会社(下請業者)からの相談でした。鉄骨工事を完成させたものの、元請業者が請負代金を支払ってくれないとの相談でした。

  2. 任意売却

  3. 土地売買契約を巡るトラブル

    ご相談者A氏が、土地を買って建物建築をしようと、B社から土地を買う旨の売買契約を締結したのですが、B社が決済日になって、「やっぱり売りたくない契約は無効である」などと争ってきた事例です。 A氏は、…

  4. 建築 1(請負工事の範囲)

    新築の戸建てを注文した施主様からの相談でした。バルコニー工事を含む外構工事が2期工事として予定されていたところ、相談者は2期工事まで完成して「完成」と言えると認識していましたが、工務店は「1期工事の…

  5. 土地トラブル 2

    宅地を売却しようとしたところ、前面道路(私道)部分の持分に仮登記がついたままであり、宅地売却に支障を来たしていました。仮登記が残ったままだと、今後宅地の買主が家を建てる場合など、ローン審査に影響がで…

  6. 管理費回収

    マンション管理組合の管理者が管理費滞納者に対し度重なる督促をしても一向に回収ができなかったことから、管理者から委任を受けました。

  7. 【依頼者:ビルオーナー/経営者】所有ビルを適正な評価金額(提示額…

    依頼者は長男でした。
    相続問題が発生して兄弟間でもめており、個人間では解決ができなかったためご依頼をいただきました。
    具体的には、法定相続人は兄弟4名。長男と次男のグループと長女と次…

  8. 建築 2(近隣トラブル)

    建設会社からの相談でした。マンション建築工事をしたところ、山留め工事の際に、隣地の土砂が流出し、隣地建物所有者から損害賠償請求訴訟を提起された事案でした。

PAGE TOP